レンダリングはJPGを生成するか、生成しないかのどちらかです。これに関する報告の多くは、次の3つの仕組みに行き着きます。レンダリングが開始できるタイミング、ファイルの書き出し先、ショットを変更または削除したときにそのファイルがどうなるか。このページでは、この順に症状を取り上げます。
適用対象 BASIC、STUDIO、CINEMA · Windows、macOS。
最初のサンプルが出るまで何も起きない
原因: レンダラーはまずシーンを準備します。モデルの読み込みの完了、ディテールレベルの選択、レイトレーシング用データ構造の再構築が行われます。これが終わる前に開始すると、古いジオメトリや欠けたジオメトリがレンダリングされてしまうため、プログラムは最大60秒待ち、その後は用意できているもので描画を始めます。
対処: 待ちます。モデルの多い重いセットでは、この待ち時間は正常で、終わると同時に、進行状況の表示がサンプルのカウントを始めます。サンプルのカウンターが進んでいれば、レンダリングは動いています。同時に実行できるレンダリングは1つだけです。2つ目は、1つ目が終わるまで開始されず、別のタブに切り替えても、実行中のレンダリングは止まりません。
キャンセルしたらファイルがない
原因: 想定どおりの動作です。画像はサンプルの蓄積中ではなく、最後のサンプルのあとにエンコードして書き出されるため、キャンセルしたレンダリングは何も書き出しません。
対処: もう一度レンダリングします。削除すべき不完全なファイルは、どこにもありません。
完成したレンダリングが見つからない
原因: レンダリングした画像は .set ファイルの中には保存されません。プロジェクトの隣にある、プロジェクト名のフォルダーに、ショットごとに、ショット名を付けた <shot name>.jpg として保存されます。このフォルダーの場所が変わる状況は2つあります。
- プロジェクトを一度も保存していない場合。レンダリングは一時的なキャッシュフォルダーに保存され、その中のものは残ることを想定していません。
- プロジェクトを別名で保存を使った場合。その時点から、プログラムは*新しい*ファイルの隣で画像を探すようになるため、名前を変える前にレンダリングしたショットは、未レンダリングに見えます。
対処: 残したいものをレンダリングする前に、プロジェクトを保存します。プロジェクトを別名で保存を実行したあとは、古いフォルダーのJPGを新しいフォルダーにコピーするか、ショットをレンダリングし直してください。ファイルの保存先の詳細は、画像の保存先で説明しています。
スタジオの変更をショットに反映したら、レンダリング済みの画像が消えた
原因: スタジオの変更をショットに反映は、現在のスタジオの状態をショットに書き込み、そのレンダリング済みの画像を意図的に削除します。画像が保存された状態と一致しなくなるため、誤った画像をギャラリーに残さないよう、プログラムが削除します。
対処: ショットをもう一度レンダリングします。ギャラリーのタイルにあるショットを再レンダリングを使えば、ワンクリックで実行できます。両方のバージョンを残したい場合は、古いショットを更新せずに、新しいショットを追加してください。このコントロールを、名前が似ていて逆の働きをするステージに適用と混同しないようにしてください。ステージに適用は、保存されたショットをスタジオに読み込み直すだけで、レンダリング済みのファイルには手を触れません。
ショットを削除したのに、JPGが残っている
原因: ショットを削除すると、タイムラインとギャラリーからは消えますが、ディスク上のファイルには手が加えられません。
対処: ファイルが不要な場合は、プロジェクトの画像フォルダーで自分で削除してください。この非対称な動作は、ショットの名前を変更するときには利点になります。JPGも一緒に名前が変わります。
レンダリングに失敗しました
ダイアログにはファイル名と、2つの理由のどちらかが表示されます。「ファイルにアクセスできませんでした。」または「ファイルはすでに他のプロセスで使用されています。」です。再試行とキャンセルが選べます。
原因: プログラムがJPGを書き込めませんでした。保存先のフォルダーが存在しない、読み取り専用である、空き容量がない、同期クライアントがファイルを保持している、または別のプログラムで画像を開いています。
対処: 画像を開いているプログラムで閉じてから、再試行を押します。失われたのは書き込みだけで、レンダリング自体は失われていません。それでも失敗する場合は、フォルダーと空き容量を確認するか、プロジェクトをローカルのフォルダーに保存してから、もう一度レンダリングしてください。セットプランやビデオの場合は、エクスポートに失敗しましたというタイトルで同じダイアログが表示されます。
すべてのショットをレンダリングしても、画像が更新されない
原因: 2つのルールがあり、どちらも戸惑う人が多いものです。インスペクターのすべてのショットをレンダリングは、すでにJPGがあるショットをすべてスキップします。また、選択やフィルターで絞り込んだショットではなく、タイムライン全体を処理します。
対処:
- 1つのショットの場合:ギャラリーのタイルにポインターを合わせて、ショットを再レンダリングを押します。このボタンは、ショットに画像ができた時点でこの表示になり、スキップせずにレンダリングし直します。
- 複数のショットの場合:ギャラリーで選択し、その下にあるレンダリングボタンを押します。1つの場合は画像をレンダリング、複数選択の場合は複数の画像をレンダリングです。選択したショットがすべてレンダリング済みなら、すべてがレンダリングし直されます。未レンダリングのものが混在している場合は、足りないものだけがレンダリングされます。
- すべてのショットをレンダリングの前にJPGを手動で削除する方法でも対処できますが、必須ではありません。最後の手段にしてください。
- グループや星のフィルターですべてのショットをレンダリングの対象が絞り込まれることは期待しないでください。絞り込まれません。
サイズを変えただけなのに、画像が変わった
原因: 読み込まれて表示されているモデルが5体以上になると、プログラムは髪と体のディテールを自動的に選びます。最終レンダリングでは、その選択が出力サイズに従います。そのため、同じ群衆のシーンでも、3840 px のほうが 1200 px よりわずかにディテールが多くなります。
対処: 壊れているものはありません。2つのレンダリングを比較するときは、同じ出力サイズで比較してください。これはこの項目だけでなく、すべての設定に当てはまるルールです。モデルの数がほかにどんな負荷になるかは、動作を軽くするを参照してください。
不具合ではないもの
- 別のタブで作業している間も、レンダリングは動き続ける。これは仕様で、止まるのはキャンセルだけです。
- スタジオビューとカメラプレビューのディテールが、レンダリングの前後で目に見えて変わることがある。レンダリングはその間だけテクスチャーのディテール設定を借り、終了後に戻します。
- ファイルを読み込み中は、ギャラリーの画像がレンダリング結果ではなく、小さいプレビューになっていることがある。
制限事項
- 同時に実行できるレンダリングは、単体でもバッチ処理でも1つだけです。
- キャンセルしたバッチ処理では、すでに書き出された画像が残ります。
- グラフィックスカードのメモリが足りなくなったときに、非常に大きなレンダリングがどう動作するかは、動作が確認されていないため、ここでは説明していません。大きな画像は保存済みのプロジェクトからレンダリングし、同時にGPUに負荷をかける他のプログラムを実行しないでください。
