システム要件

set.a.light 3D は、すべての画像をグラフィックスカードで計算します。この1点が、必要なハードウェアを決めます。プロセッサーやシステムメモリの量よりも、グラフィックスカードとそのビデオメモリのほうがはるかに重要です。このページでは、プログラムが実際にチェックする内容と、選んだ品質や解像度がカードに求める負荷を説明します。

適用対象 BASIC、STUDIO、CINEMA · WindowsとmacOS。

必要な環境

項目 要件
グラフィックスカード コンピュートシェーダーに対応していること。起動のたびに確認され、代替モードはない
Windows Direct3D 11でレンダリングするため、カードとそのドライバーが対応していること
macOS macOS 12 Monterey以降。Metalでレンダリングする。インストーラーが確認し、macOS 11ではパッケージのインストールが拒否される
グラフィックスドライバー 最新であること。ビューが黒くなる、ちらつく、起動に失敗するといった報告の大半は、古いドライバーが原因

これが、プログラム自身がチェックする項目のすべてで、どのエディションでも同じです。このページに、推奨構成は別途ありません。プロセッサー、システムメモリ、ビデオメモリ、ディスク容量の数値と、対応するWindowsのバージョンは、elixxier.com で公開され、そこで更新されています。

初回の起動時にはコンテンツパッケージがダウンロードされるため、高速な接続と数GBの空き容量を用意してください。set.a.light 3D をインストールして初めて起動するを参照してください。

カードの性能が足りないとき

グラフィックスカードがコンピュートシェーダーを実行できない場合、プログラムはUnsupported Hardwareというタイトルのダイアログを表示し、検出したカードの名前を示します。

Your GPU ({name}) does not support compute shaders, which are required to run set.a.light 3D.

ダイアログを閉じると、プログラムが終了します。グラフィックスチップを2つ搭載したノートパソコンでは、マシンが合っていないのではなく、チップが違うだけのことがよくあります。Windowsのグラフィックス設定で、set.a.light 3D を専用のカードに割り当ててから、もう一度起動してください。

このダイアログは、どのインターフェース言語でも英語のままの数少ない画面の1つです。

グラフィックスカードがすべてを左右する理由

レンダラーは1種類で、光線を追跡します。品質レベルは、モードのオンとオフを切り替えるものではなく、ピクセルあたりのライトのサンプル数とテクスチャーの精細さを増やすものです。そのため、レンダリング時間はカードの演算性能と、指定したピクセル数に比例します。何かをオフにしても、計算が根本的に軽くなることはありません。

ビデオメモリは、速度とは性質が違います。テクスチャー、モデルのジオメトリ、レンダーターゲットのすべてが収まる必要があります。カードをいちばん早く埋める設定は、解像度と品質レベルの2つです。High 以上では、テクスチャーが最大の解像度で読み込まれるからです。メモリの少ないカードが使えないわけではありません。解像度と品質を、この順に下げて対応します。

品質レベルごとの負荷

品質レベル

レベル 最終レンダリングのサンプル数 ライブプレビューのサンプル数 テクスチャの精細度
Low 60 40 2段階低い
Medium 90 60 1段階低い
High 120 80 フル
Ultra 210 200 フル

この表は予算として読んでください。同じ画像で、Ultra は Low の3.5倍のサンプル数を必要とします。下の2つのレベルでは、テクスチャーも、最大の解像度から1段階か2段階下げて読み込まれます。

解像度ごとの負荷

レンダリングの出力サイズ

出力サイズ 長辺(ピクセル) 利用可能なエディション
800 px 800 BASIC, STUDIO, CINEMA
1200 px 1200 BASIC, STUDIO, CINEMA
1600 px 1600 BASIC, STUDIO, CINEMA
1920 px 1920 BASIC, STUDIO, CINEMA
3840 px 3840 STUDIO, CINEMA

長辺が1920 pxから3840 pxへと2倍になると、ピクセル数は4倍になります。これは、プログラムが行う処理の中で飛び抜けて重いものです。BASICで選べるのは、1920 pxまでの一覧です。大判・印刷向けのレンダリング (4K)と解像度を参照してください。

ディスプレイ

解像度はどれでも使えます。インターフェースは100 %から200 %まで5段階で拡大縮小でき、デフォルトでは自動です。4K画面では自動スケーリングをオンのままにしておき、希望どおりにならない場合にだけ手動で設定してください。設定を参照してください。

ヒントと制限

  • グラフィックスドライバーは最新に保ち、グラフィックスの不具合を報告する前にアップデートしてください。グラフィックスの問題を参照してください。
  • レンダリング中は、グラフィックスカードを使うほかのプログラムを閉じてください。同じビデオメモリを奪い合います。
  • デスクトップ用のカードは、同じ世代のノートパソコンより、同じ画像をかなり速くレンダリングします。この差は正常で、不具合ではありません。
  • スタジオの操作は、ホイール付きの2ボタンマウスを前提としています。Space を押しながらドラッグするとビューをパンできるので、中ボタンは必須ではなく、あると便利という位置づけです。スタジオ内を移動するを参照してください。

トラブルシューティング

  • 起動時に、グラフィックスカードについてのダイアログが表示されてプログラムが終了する。 上の「カードの性能が足りないとき」を読み、続けてグラフィックスの問題を参照してください。
  • レンダリングが思ったよりずっと遅い。 動作を軽くするの対策を順に試してください。まず解像度、次に品質です。

関連項目