プランは、誰かがそれを組み立てられて初めて役に立ちます。そのためには、すべての位置が、双方が合意した1点からの距離で示され、すべてのライトに出力と角度が書かれ、機材リストにはロケ車に実際に積んであるものが載っている必要があります。このページでは、そのプランを用意し、そのうえで、測定した数値が現場で何を保証し、何を保証しないのかを説明します。
適用対象 BASIC、STUDIO、CINEMA · 測定にはライトメーターが必要です(STUDIOまたはCINEMA) · 必要なもの:ライティング済みの完成したショットが入った、保存済みのプロジェクト。
最終的に得られるもの

真上から見た図、ショットごとのリストページ、代替品を記入した機材リストを含むPDFと、その横に書き留めた測定値一式です。
全体の流れ
- 測り始める角を決めて、設定します。 原点メニューを開き、アシスタントがメジャーを当てる部屋の角を選びます。チェックマークが付いているエントリーが、現在有効なものです。→ すべてのオブジェクトの、床方向の2つのフィールドの名前が、その角に合わせて変わります。計測位置の原点を設定するを参照してください。
- すべての位置を距離として読み取ります。 ライト、カメラ、モデルを順に選択し、トランスフォームを確認します。3番目のフィールドは高さで、高さは原点がどこであっても、常に床から測ります。誰かが不具合として報告する前に、声に出して伝えておく価値があるのは、この1点だけです。
- 重要な距離を描き込みます。
Mを押して(デフォルト)、ライトからモデルまでドラッグします。→ 寸法線はプロジェクトに残り、プランにも印刷されます。20本より、3〜4本のほうが役に立ちます。オブジェクトを選択、移動、計測するを参照してください。 - プランに自分の機材の名前を載せます。 カタログのヘッドがそのまま載っていると、アシスタントは別のケースを探しに行ってしまいます。所有しているヘッド、シェイパー、ランプを一度作成しておけば、以降はリストにその名前が載ります。独自のライトとライトシェイパーを追加するを参照してください。
- メインライト、続いてフィルライトを測定します(STUDIO以上)。ライトメーターを顔が来る位置に置いてカメラに向け、ハーフドーム入射をオフにして指向性のある値を読み取ります。メインライトをソロにして露出値を控え、次にフィルライトをソロにしてもう一度控えます。その差がライティング比です。1段なら2:1、2段なら4:1です。光とライティング比を測定するを参照してください。
- 絞りも書き留めます。 メーターの絞りの行は、読み取り値に対して露出が合う絞りで、最も近い段に10分の1段の数値を付けて表示されます。
f/8.0 3は、f/8に3/10段を加えた値です。 - ショットごとのリストページを確認します。 PDFプランでそのショットのページを1つ選択し、セットリストグループを開きます。セットリストはショット全体に属するスイッチで、デフォルトでオンなので、オンにするのではなく、状態を確認します。撮影小道具が重要なときは、プロップを含めるを追加します。→ このページには、カメラの行と、ライトごとに1行が載り、出力、ライトシェイパー、カラー、カラージェル、高さ、ピッチ、ヨーが表示されます。セットプランのページを構成するを参照してください。
- 図を紙で読みやすくします。 スタジオビューポップアップで、ライトを隠してしまう壁をオフにし、明るさを上げ、画角を
20°近くまで下げると、等角投影に近い見た目になります。そのあと、情報フィールドを配置するか、レイアウトボタンを押します。 - 機材リストを作成し、代替品を記入します。 案件に含まれるすべてのショットにチェックを入れ、各行のメモセルに、実際に持っていくものを入力します。時間配分は全体メモに書きます。機材リストを追加するを参照してください。
- エクスポートして、持っていきます。 1つのPDFに、表紙、ストーリーボード、ショットごとのページ、リストページ、機材リストが入ります。セットプランを作成するを参照してください。

この動画では、各ライトの高さと角度が載った、ショットごとのページを見られます。1点だけ訂正があります。ナレーションでは機材リストと呼んでいますが、このページはセットリストページで、機材リストはプラン全体で1つだけのリストです。
数値が保証すること、保証しないこと
- メーターは*入射式*です。センサーに届く光を測るもので、モデルから反射した光ではありません。顔の位置で手持ちの露出計が測るものと同じです。
- 校正は常に
320で行われます。ドームをオフにした状態では、手持ちの露出計との間に、小さなずれが出ると考えてください。 - 読み取り値には、壁、リフレクター、床で跳ね返った光と、大気中の霧が、レンダリングと同じように含まれます。1つのヘッドの直接光だけを単独で測る方法はありません。そのためにソロがあります。
- フラッシュは露出時間とは無関係に測定されますが、定常光はそうではありません。そのため、両方を使うセットでは、フラッシュは絞り、環境光はシャッターという2つの別々の判断として、現場に持ち込みます。
- 絶対的なレベルよりも、比率のほうが現場にうまく伝わります。実際のヘッドには固有の出力と減衰があります。まず再現すべきなのは、メインライトとフィルライトの差の数値です。
- アクティブカメラが、開口部の見えない部屋の中に閉じ込められているときは、太陽と空は、プランでもレンダリングでも同じように、読み取り値から除外されます。
つまずきやすい点
- エクスポートの前に、ソロをオフにしてください。ソロはセットと一緒に保存されるため、ソロのままのショットからは、ライトが1灯だけの図が出力されます。
- 機材リストの数量は、1つのショットで必要になる最大数であり、全ショットの合計ではありません。持っていくのは、この数です。
- 撮影小道具、モデル、部屋、背景は、機材リストには載りません。プロップを含めるをオンにした、ショットごとのリストページに載ります。
- ショットの内部メモは印刷されません。スタッフに読んでほしい内容は、メモ領域、付箋、全体メモに書いてください。
- エクスポートの前にショットをレンダリングしてください。そうしないと、ページには低解像度のプレビューが印刷されます。
- 座標がどの角から始まるかを、プランに書いてください。ファイルにはその情報が含まれていますが、印刷したページには含まれません。
ここまでで揃うもの
- すべての位置が、合意した1つの角からの距離で示され、ライトごとの高さと角度が載ったプラン。
- 測定したライティング比と、出発点となる絞り。プランの横に書き留めてあります。
- 自分の機材と代替品の名前が載った機材リスト。
- そのまま引き渡せるドキュメント:撮影を引き継ぐ。
トラブルシューティング
- 読み取り値が
Invalidになる、数値が安定しない、メーターが太陽を無視する場合:ライティングの問題。 - 座標が床と合わない場合:オブジェクト、部屋、計測の問題。
