ライトの向きを合わせる(ターゲットロック)

ライトは置くだけでは半分の仕事です。どこかに向ける必要もあります。set.a.light 3D は、ビームを被写体に向けたままにしてくれるため、部屋の中でライトを動かしても、モデルから外れることはありません。このページでは、ライトの向きを合わせる方法、向きを保つ方法、高さと角度を手で設定する方法、そして混み合ったセットを扱いやすくする3つの作業補助を説明します。

適用対象 BASIC、STUDIO、CINEMA · 向きやスタンドをアニメーションさせるには、アドオン Animation Tool が必要です · 必要なもの:セットアップタブを開いたプロジェクトと、選択したライト。

場所

ボタンは、インスペクターの上部と、スタジオビューでライトの横に浮かぶオブジェクトコントロールにあります(デフォルトでは 0 でオブジェクトコントロールの表示/非表示を切り替えます)。ライトには最大6つのボタンが表示されます。室内照明のランプには2つしかなく、行が短いのはそのためです。下のキーはデフォルトの割り当てで、変更できます。キーボードショートカットを変更するを参照してください。

ボタン 働き キー
三脚のオン/オフを切り替える スタンドの表示/非表示 W
ターゲットにライトを固定 ターゲットロックのオン/オフ —
モデルに向けてライトを回転 ライトをモデルに向ける —
ライトのオン/オフを切り替える ライトを削除せずにオフにする Q
このライトだけを有効にする このライトだけを表示する S
バーンドアをオン/オフ バーンドアのある機材でのみ表示 —
バーンドアのあるライトのボタン行
バーンドアのあるライトのボタン行

Q と S が効くのはスタジオのライトだけです。室内照明のランプのインスペクターにも両方のボタンがありますが、キーは効きません。室内照明を選択して S を押すと、すでにあるソロがオフになります。

ターゲットロックの仕組み

新しいライトは、ロックがオンの状態で配置されます。プログラムが保存するのはモデルではなく*点*です。ライトのドラッグを始めた瞬間に、ビームの先を見て、ビームが当たったものを拾い、ライトを動かしている間、ヘッドをその点に向け続けます。そのため、モデルに当てたライトは、距離や角度が変わっても当たったままで、フェザリングしたライトはフェザリングしたままです。

知っておきたい結果が1つあります。ビームが何にも当たらない場合、点はビームの方向のはるか遠くの空間に置かれます。空に向けたライトが被写体を「忘れた」ように見えるのは、そのためです。まず何かに向けてから、動かしてください。

ロックがオフのときは、ヘッドは元の方向を保ち、ライトを動かすとビームがセットの上を横切ります。

同じライトを同じ距離だけドラッグした場合の、ターゲットロックがオンの場合とオフの場合
同じライトを同じ距離だけドラッグした場合の、ターゲットロックがオンの場合とオフの場合

ライトをモデルに向ける手順

  1. ライトを選択します。
  2. モデルに向けてライトを回転をクリックします。→ ライトは現在の方向に最も近いモデルに向き、同時にターゲットロックがオンになります。
    • もう一度クリックすると、次のモデルに移ります。集合写真でモデルを順に切り替えるときに使います。

セットにモデルがいない場合、向きは変わりませんが、ボタンを押すとロックはオンになります。すでにモデルがいるセットにドロップしたライトは、そのモデルに向いた状態で配置されます。

ライトが勝手に向きを取り直すとき

ヘッドの角度を入力してライトが受け付けたのに、次にライトを動かすと角度が消えてしまいます。

原因は、角度を手で編集しても、ターゲットロックがオフにならないことです。保存されている点が消去され、次の移動で、そのときビームが向いている場所から新しい点が取られます。

角度を保つには、角度を設定する前にターゲットにライトを固定をオフにします。そうすれば、その後どれだけ動かしても向きは保たれます。

高さと角度を手で設定する手順

ボタン行の下に、スタンドのグループがあります。ライトでは常に見出しが三脚です。2種類のブームアーム付きCスタンドも含め、9種類のライトスタンドはすべて、プログラムにとっては三脚です。画面上のハンドルの裏にある数値が、ここにあります。表示されるフィールドは2つの部分で決まります。スタンドが高さ、ブームの長さ、土台の角度を、取り付けたヘッドがヘッドの角度を受け持ちます。

  • 高さ:ヘッドが床からどれだけの高さにあるか。すべてのライトスタンドにあり、新しいライトは 1.4 m から始まります。
  • 長さ:ブームアームの長さ。ブーム付きの2種類のCスタンドはどちらも、アームのハンドルをドラッグして伸ばせますが、数値フィールドがあるのはブーム付きCスタンド M だけです。
  • スタンドの土台のピッチとヨー:ブーム付きCスタンド M だけが追加し、土台のロールはありません。
  • ヘッドのピッチ、ヨー、ロール:ライト自体を傾けたり振ったりする角度です。これらはスタンドではなく取り付けたヘッドに由来するため、ヘッドの軸が足りない場合、スタンドのせいではありません。各角度の横にあるリセット矢印で 0° に戻せます。
通常のライトスタンドの三脚グループと、その横にブーム付きCスタンド M の追加フィールド
通常のライトスタンドの三脚グループと、その横にブーム付きCスタンド M の追加フィールド

その下のトランスフォームには、ライト全体の部屋の中での位置と、床面での回転が、設定で選んだ単位系で表示されます。

スタンドは、機材グループのリグボタンで選びます。この選択は、ライトにとっては見た目だけですが、画像にとってはそうではありません。スタンドは目に見えるオブジェクトであり、ライト三脚 (見えない) は、レールから吊られているように見せたいライトのためにあります。

リグのピッカーにある9種類のライトスタンド
リグのピッカーにある9種類のライトスタンド

混み合ったセットで作業する

  • L(デフォルト)を押すと、作業が終わったライトをロックできます。ロックしたオブジェクトは誤ってドラッグされないため、狙ったものをつかめます。
  • S を押すと、ライトをソロにします。そのライトの寄与だけがレンダリングされるため、向きの調整が何をしているのかがはっきり分かります。ソロにできるライトは同時に1灯だけで、ソロの状態は*セットとともに*保存されます。プロジェクトの読み込みやショットの適用で戻ってくるため、保存する前にオフにしてください。ソロにしたライトを削除すると、解除されます。ソロはアニメーションできません。
  • W を押すと、視界をふさぐスタンドを隠せます。

スタンドの設定

下の表は、すべての種類のスタンドを対象としています。ターゲットロック中とターゲットポイントはカメラのフィールドで、ライトでは、点はビームから取得され、アニメーションエディタでしか扱えません。

スタンド / 三脚

設定項目 範囲 デフォルト 単位 アニメーション可
ベース回転 オブジェクトによる 0 ° 場合による
ヘッド回転 オブジェクトによる 0 ° 場合による
高さ オブジェクトによる 0 m 場合による
長さ オブジェクトによる 0 m 場合による
オフセット オブジェクトによる 0 m 場合による
ターゲットロック中 オン はい
ターゲットポイント 0 m はい

ヒントと制限

  • 表示がオンでも、スタンドが消えることがあります。モデルが対応する高さの範囲が限られているスタンドは、その範囲外では自動的に隠れます。ライトは設定した位置のままです。
  • ターゲットロック、ターゲットポイント、スタンドの角度は、すべてアニメーションさせられます(アドオン:Animation Tool)。ライトのターゲットポイントを扱えるのはアニメーションエディタだけで、ライトが動くモデルを追いかけるにはこれを使います。ライトをアニメーションさせるを参照してください。
  • ディフューザーパネルとスクリムにも、独自の名称で、同じ2つの向きを合わせるボタンがあります。ターゲットにディフューザーを固定とモデルに向けてディフューザーを回転です。光を和らげる、反射させる、遮るを参照してください。リフレクターには、向きを合わせるボタンがまったくありません。

トラブルシューティング

  • スタンドが消えた。 設定した高さが、そのスタンドのモデルが対応する範囲の外にあります。高さを変えるか、別のスタンドを選んでください。
  • 向きを合わせたのに、ライトがその向きを保たない。 ターゲットロックがオンで、次の移動のたびに点を取り直しています。オフにしてください。
  • そのほかの症状:ライティングの問題

関連項目